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誰もがつまずく平方完成のやり方2選

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問題

次の式の平方完成をしなさい。
(1) x^{2}+4x-1 

(2) 2x^2+4x+5 

 

 

つまずきポイント  

今回は、グラフを描く時に必須となる平方完成についてです。

ただ解説するのではなく、平方完成のやり方2選を紹介します。

 

計算がかなり複雑ですが、

以下に紹介する二つのやり方のうち、自分に合うやり方を選んでくれれば良いです。

  

平方完成の解き方の種類

① システマティックに解く方法

② 仕組みを理解して解く方法

 

この2パターンあります。

自分に合った方法で計算できれば問題ないですが、

解いてればパターン②のやり方が理解できてくるので、迷ったら①で良いかもしれません。

 

解説

解法① システマティックに解く

Point

x^{2}+ax

=\left(x+ \displaystyle\frac{a}{2}\right)^{2}-\left(\displaystyle\frac{a}{2}\right)^{2}

\ast x の係数 a の半分 \left(\times\frac{1}{2}\right)をカッコの中に入れて、その 2 乗を引く。 

 

以上を踏まえると、

(1)

y=x^{2}+4x-1
=(x+2)^{2}-2^{2}-1
=(x+2)^{2}-4-1
=(x+2)^{2}-5

 

(2)

2x^2+4x+5x^2 に係数がついてる場合は、「\spadesuit x^2+\clubsuit x」 の部分を係数でくくる。)

=2(x^2 +2x)+5下線部分に対して、(1) と同じことをする。)

=2\left\{(x+1)^2-1\right\}+5

=2(x+1)^2-2+5

=2(x+1)^2+3

 

解法② 因数分解

Point
(x+□)^{2}の形になるように定数を調整する。

 

(1)

y=x^{2}+4x-1
=(x^{2}+4x+4)-4-1

+4 することで (x+□)^{2} の形を作ることができる。
しかし、+4 するだけでなく -4 をして調整してるところに注意

 

=(x+2)^{2}-4-1
=(x+2)^{2}-5

 

(2) 

2x^2+4x+5x^2 に係数がついてる場合は、「\spadesuit x^2+\clubsuit x」 の部分を係数でくくる。)

=2(x^2 +2x)+5下線部分に対して、(1) と同じことをする。)

=2\left\{(x^2+2x+1)-1\right\}+5 

+1 することで (x+□)^{2} の形を作ることができる。
しかし、+1 するだけでなく -1 をして調整してるところに注意

 

=2\left\{(x+1)^2-1\right\}+5

=2(x+1)^2-2+5

=2(x+1)^2+3

 

おわりに

今回は、誰もがつまずく平方完成のやり方2選を紹介しました。

 

平方完成は、二次関数の問題を解くためのスタート地点としてとても重要な計算です。

何百問と解いて体に染みつけかせましょう。

 

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