Math Kit

途中式を飛ばさない数学ブログ

【積分法】定積分が含まれた関数について『積分部分を文字に置く』

にほんブログ村 受験ブログ 受験勉強法へ ←こちらもチェック!

本日の問題

【問題】

次の等式を満たす関数f(x)を求めよ。

f(x)=6x^{2}-x+\displaystyle\int_{-1}^1 f(t)dt

 

 

つまずきポイント

式の中に定積分が含まれているところが難しいところでしょう。

 

今回の問題はパターンとして、解法を覚えてしまうのが良いです。 

変に仕組みを理解するために時間をかけすぎないようにしましょう。

 

今回の問題のポイント

定積分部分を丸々文字に置いてしまう。

f(x)=6x^{2}-x+ \displaystyle\int_{-1}^1 f(t)dt

\displaystyle\int_{-1}^1 f(t)dt =A とおく

 

解説

\displaystyle\int_{-1}^1 f(t) dt=A \cdots \ast とおくと、

f(x)=6x^2-x+A

f(t)=6t^2-t+A を \ast に代入すると、

\displaystyle\int_{-1}^1 (6t^2-t+A) dt

=\left[2t^3-\dfrac{1}{2}t^2+At \right]_{-1}^1

=\left(2\times 1^3-\dfrac{1}{2}\times 1^2+A\times 1 \right)-\left(2\times (-1)^3-\dfrac{1}{2}\times (-1)^2+A\times (-1) \right)

=\left(2-\dfrac{1}{2}+A\right)-\left(-2-\dfrac{1}{2}-A \right)

=4+2A =A

よって、

A=-4

したがって、

f(x)=6x^2-x-4

 

おわりに 

もっと詳しく教えてほしいという方は、

下記の相談フォームからご連絡ください。

いつでもお待ちしております。

 

お問い合わせフォーム

https://forms.gle/2RVgwcMPcL5YxWbV7