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何が違う?図形と方程式で習う、直線の方程式

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はじめに

今回は、図形と方程式で習う、直線の方程式を求める問題です。

 

直線の方程式といえば、中学校の時にも扱いましたね。

 

例題)

点(2, 3) を通り、傾き 3 の直線の方程式を求めなさい。

y=ax+b より

傾きが 3 なので、

 y=3x+b

点(2, 3) を通るので、

 3=3\times 2+b

 3=6+b

 6+b=3

  b=-3

よって、y=3x-3

 

これが中学までのやり方です。

しかし、この方法だと途中式が多く、時間がかかりすぎます。

 

そこで、高校数学では同じ問題をよりスムーズに解く方法を学びます。

 

直線の方程式の求め方の公式 

(x_{1},y_{1}) を通り、傾き m の直線の方程式は、

y-y_{1}=m(x-x_{1}), m=\displaystyle\frac{yの増加量}{xの増加量}

となる。

 

求め方のパターン

直線の方程式を求めるために必要な条件

(ⅰ) 通る点 2

(ⅱ) 通る点 1 つと傾き

(ⅲ) 傾きと切片

 

 

問題

2 直線 x+y-4=0 \cdots①, 2x-y+1=0 \cdots② の交点を通り、点 (-1, 2) を通る直線の方程式を求めよ。

 

答案の例

\begin{cases}x+y-4=0 \cdots①\\2x-y+1=0 \cdots②\end{cases}

 ①+②

  3x-3=0

  x=1

 ① に代入

  1+y-4=0

  y=3

交点 (1, 3)

よって、(1, 3)(-1, 2) を通ることがわかったので、

 (傾き)=\dfrac{3-2}{1-(-1)}=\dfrac{1}{2}

したがって、

 y-3=\dfrac{1}{2}(x-1)

 y-3=\dfrac{1}{2}x-\dfrac{1}{2}

  y=\dfrac{1}{2}x-\dfrac{1}{2}+3

  y=\dfrac{1}{2}x+\dfrac{5}{2}

 

解説

交点を求める

\begin{cases}x+y-4=0 \cdots①\\2x-y+1=0 \cdots②\end{cases}

 ①+②

  3x-3=0

  x=1

 ① に代入

  1+y-4=0

  y=3

交点 (1, 3)

 

条件により直線の方程式を求める

上記で求めた点 (1, 3) と問いにある点 (−1, 2) を通る直線となるので、このことから傾きを求める。

 (傾き)=\dfrac{3-2}{1-(-1)}=\dfrac{1}{2}

 

よって、点 (1, 3) を通り、傾き \dfrac{1}{2} を通る直線を求めれば良い。

 y-3=\dfrac{1}{2}(x-1)

 y-3=\dfrac{1}{2}x-\dfrac{1}{2}

   y=\dfrac{1}{2}x-\dfrac{1}{2}+3

   y=\dfrac{1}{2}x+\dfrac{5}{2}

 

おわりに

今回は、図形と方程式で習う、直線の方程式を求める問題でした。

 

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